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理想の美容師になるための就職先の選び方を紹介

美容師を目指している人が考えている就職先はサロンが最も多いと思います。では、どんなサロンで働きたいかというイメージはできていますか?

働く環境は美容室によってさまざまです。自分が目指す美容師になるために就職先を選ぶことはとても大切です。

本記事では、サロンを選ぶ時のポイント、選び方のコツなどをご紹介します!

お店が掲げる理念への共感

就職先を選ぶ時にサロンが掲げる理念を確認しましょう。お店の方針やサロンオーナーの考えを理解することは重要です。

「経営理念」とは、お店が社会にとってどのような存在になりたいかを表した理念のこと。

この理念を元にお客様へのサービスやおもてなし、従業員への待遇面、事業展開などが決まります。

そして、経営理念にはオーナーの考え方が反映されるので、どういうお店を目指すのか、従業員に求める心がまえなど、オーナーの考えがサロン全体の理念となるケースが多いです。

経営理念を確認する時に重視するべきポイントは、自分の理想や考えとマッチしているかということ。

お店の掲げる理念が自分の考えと大きくズレていると働き続けることが難しくなる場合も多いので、会社の経営理念に共感できるかどうかは重要なポイントです。

また、経営理念には「お客様が笑顔になること」や「地域に貢献すること」といったお店から外部にむけてのものと「日々の仕事を通じて従業員の心と身体の健康を目指す」といった店舗内に向けたものがあるので、両方ある場合はどちらも確認しておくと良いでしょう。

お店の得意分野(売り)は?

サロンにはその店ごとに得意分野があります。ヘアカットに力を入れているお店なのか、ヘアカットやカラー、パーマだけではなくエステやネイルも施せるお店など、お店によって得意とする分野や技術は異なります。

このような点を確認することで、就職後の働き方がより明確にイメージできます。

得意とする分野は?

サロンというと多くの人は小規模で地域に密着した一般人向けのサロンを思い浮かべると思いますが、芸能人やフアッションショーのモデルなどのヘアスタイリングをメインで行う美容室もあります。

お店のホームページやスタッフによるブログ記事などを見ることでお店の得意分野が掴めるかもしれません。

お店のもっている技術は?

次に大切なのは、お店がもっている技術です。 自分が身につけたい技術とお店が力を入れている技術が一致していると、自分が目指している美容師像に近付きやすくなります。

カットに力を入れているお店は多いので、カット以外に力を入れている技術を確認しましょう。

例えば、カラーを得意としているお店ではカラーバリエーションやカラーリングの髪の傷みを最小限にする技術を研究したていることもあります。

一方で、ヘアスタイリングだけでなくメイクにも力を入れているお店では、結婚式や成人式などのヘアメイクのほか、ファッションショーや、雑誌やカタログ撮影のヘアメイクを行うサロンもあります。

ヘア・メイク・エステ・ネイル・ブライダル・着付けなどトータルビューティーを得意としているサロンもあります。

ヘアスタイル作品

サロンのホームページやカタログにヘアスタイル作品が掲載されていることはよくありますよね。

作品を見ることで、美容室のことを知るきっかけにもなります。中には、自店の作品ではなく、販売されている作品を自店の作品として掲載しているサロンもあるので、よく注意してチェックしましょう。

お店の雰囲気は?

実際に働いている美容師はお店の雰囲気を大切にしています。お店の雰囲気が自分に合っていることは、モチベーションを保つために重要な要素なので、以下のポイントを参考にしましょう。

客層

お客様の性別や年齢、職業など、どういったお客様がどういったヘアスタイルを求めて来店するのかで、お店の雰囲気は大きく変わります。また、新規客の獲得に力を入れているか、リピーターのお客様が多いのかなどで、お店の活気や話す会話の内容も異なるのでチェックしておきましょう。

立地/規模

どこにどんなの大きさの店舗を構えているのかということも、お店の雰囲気に大きく影響します。

駅前なら、仕事帰りのサラリーマンやOLなどのお客様が多くなり、住宅街の近くであれば主婦や子どものお客様が多くなることもあるでしょう。

また、個人経営で少人数のお店なら従業員同士の関係が密になりやすく、チェーン店で大きなお店は一人ひとりの付き合いが薄くなることもあります。

スタッフ

仕事をする上で大切なのは人間関係ですよね。

実際に働いているスタッフ同士がどんな関係なのか、アットホームな雰囲気でスタッフのつながりが強い親しみやすい関係? それとも自分以外のスタッフをライバルと考えてお互いに切磋琢磨しあえる関係なのか? 求人内容やブログなどのSNSだけでは分かりにくい部分なので、実際に来店してみたり、働いているOB・OGがいれば、話を聞いてみたりしても良いかもしれません。

自分が成長できるお店なのか

自分が目指す美容師像になれるかどうかは自分の努力が最も重要ですが、努力しやすい環境かどうかは、日々勤めているお店に大きく左右されます。

自分が努力できると思うお店を選びましょう。

お客様が多い/リピート率が高い

お客様の満足度が高ければリピーターが増えます。さらに口コミや評判を聞いた新規のお客様も来店します。

つまりお客様の数は技術の高さの目安としても見ることができます。美容師としてのスキルや接客レベルを高めたいと考えている人は、お客様が多いお店やリピート率が高いお店を探してみると良いかもしれません。

教育に力を入れているか

成長するためには、スキルアップできる環境が整っていること、先輩がしっかりと指導してくれることなどが大切です。

先輩スタッフが営業終了後にすぐに帰ってしまい、教えてもらったり練習を見てもらうことが難しいこともあるようです。

その点、大型店舗の場合はスタッフの人数が多く、カリキュラムが組まれている美容室は多いです。技術を習得するための練習時間が確保されているお店も多く、スタイリストになるまでにかかる時間が予想できることで継続的な努力に繋がります。

サロン内での将来性があるか

昇給やアシスタントからスタイリストに昇格などといった、自分の将来性についても確認しておきましょう。

お店の売上が低いと従業員の昇給も望みが薄い…。また、スタイリストになっても顧客数も見込めないので、更なる成長を見込めないことも…。

従業員の中に何年もスタイリストになれない人がいるとしたら、適正な評価がされなかったり、練習時間がないなど、ステップアップを難しくする原因がある可能性があるのでチェックしておきましょう。

給与体系と労働条件

給与体系と労働条件は生活に大きく影響する部分なので、一番気になりますよね。就職したいお店があるなら、そのお店の給与体系労働条件については必ず把握しておきましょう。

給料体系

アシスタント時代の初任給も大事ですが、スタイリストになった時の給料形態はもっと大事です。

顧客の売上に対してどれくらいの割合が給料になるのか、スタイリストになった時、ランクの違いで手当てがどう変わるのか知っておくと良いでしょう。

また、求人で提示している内容が実際と違うサロンも少なくないため、求人を読むことだけではなく、聞いて確認すると良いでしょう。

雇用形態/労働条件

正社員や業務委託など、雇用形態で条件は異なります。業務委託とは、個人事業主としてお店で働くことで、そのサロンで働く自営業のような形です。

基本給などではなく、完全歩合になります。正社員として働く場合は、週休何日か、基本給や残業代がいくらか、勤務時間はどのくらいか、福利厚生や交通費などの手当てなど基本的な労働条件を確認しましょう。

サロンのコンセプトや教育方針、雰囲気や労働条件など…就職先を選ぶためのチェックポイントは多くあります。

そういったポイントをチェックするためには、自分がどういう環境で働きたいのか、どういう技術を身につけたいかといったなど、自分の希望を明確にしてから選ぶことが必要です。

まずはしっかりと自分の将来をイメージして、のびのびと働ける職場を見つけましょう!

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