美容学生がサロン見学で「見るべき」ポイントと「見られている」ポイント

サロン見学は、あなたの美容師としてのキャリアを左右する、未来の職場との『初めての出会い』です。単なる情報収集の場だと考えているとしたら、それは大きなチャンスを逃しているかもしれません。
あなたがリラックスしてサロンの様子を見ているその瞬間も、サロンスタッフは未来の仲間として、あなたの立ち振る舞いや美容への熱意に注目しています。『お客様を幸せにする美容師になりたい』その夢を実現するためには、自分に最適なサロンを選ぶことが不可欠です。
本記事では、サロン見学で本当に『見るべき』ポイントと、サロン側があなたを『見ている』ポイントを具体的にご紹介します。最高のスタートを切るための準備を、ここから始めましょう。
見るべきポイント
①サロンやスタッフの雰囲気
求人サイトやホームページからはわからないサロンの雰囲気を体感することができます。入社後に後悔することのないよう、自分のイメージと擦り合わせながらサロンの雰囲気やスタッフの雰囲気は細かくチェックすることが大切です。
②客層

客層に注目することでサロンワークで求められる対応が把握できて、施術する時のイメージが湧きやすくなります。見学が営業時間後だった場合は、来店されるお客様の年齢層や性別、どんな人々が訪れるのか質問してみましょう。
③歴が浅い人の仕事ぶり
サロン見学で歴が浅い人がどんなふうに仕事をしているか注目することで、1年後の自分の姿が想像しやすくなります。楽しく、生き生きとしているかどうかを見てみましょう。
見られているポイント
①服装

サロン見学は私服であることが多く、どんな服を着ていけばいいのか迷う方もいるかもしれません。サロンのホームページやInstagramを見てサロンの雰囲気に合ったコーディネートを組んでみましょう。
万人受けするような服装は好印象を与えますが、私服のセンスを見ているというサロンもあるので、思い切って個性をアピールしてみてもいいかもしれません。
②礼儀正しさ、笑顔
サロン見学は、面接と同様に採否に影響する可能性があるため、マナーが重要です。入店時から笑顔で明るく挨拶し、スタッフ全員に気を配ることで好印象を与えましょう。
美容師は接客業であるため、見学中も丁寧な対応やコミュニケーション能力が評価されます。退店時には感謝の気持ちを伝えましょう。
③メモをとっているか

伝えられた持ち物に書いていなくても、メモ帳と筆記用具は必ず持っていきましょう。説明を受けている間はただ聞いているだけでなくメモを取ることで、意欲をアピールすることができます。また、サロン見学後の振り返りにも役立ちます。
④お礼の連絡
忙しい中自分のために時間を割いてサロン見学させてもらったことに感謝を伝えるため、サロン見学後はお礼状を送るか、メールでお礼の連絡をしましょう。感謝の気持ちや自分の意思をまとめ、遅くても翌日までに送りましょう。
まとめ
サロン見学の極意、伝わりましたでしょうか。覚えておいてほしい一番大切なことは、サロン見学は「未来の自分への投資」であり、あなたとサロンの「真剣なマッチングの場」だということです。
技術は入社してからいくらでも磨けます。だからこそサロンは、スキルだけでなく、未来を共に創っていける「仲間」としての人柄や情熱を見ています。明るい挨拶、学ぶ姿勢、そして感謝の心。これらを武器に、あなたらしさを存分にアピールしてきてください。