自宅でできる!集中ダメージヘアケ大特集
ブリーチやヘアアイロンなどで日々ダメージを受ている髪の毛。ヘアケアを自宅でもしっかりとすることで髪の毛を美しく保つことができます。髪の毛のダメージが気になる方向けの、インバス・アウトバス両方の基本的なヘアケア方法を紹介します!
髪の毛のダメージの原因って?
髪の毛へのダメージの原因は主に以下の4つが考えられます。自分の髪の毛のダメージの原因をしっかりと把握し、それぞれに適したヘアケアを行いましょう。
①薬剤によるダメージ
ヘアカラーやブリーチ、パーマなどに使用される薬剤は、成分によってキューティクルがはがれ、毛髪内部の必要な栄養分が流出します。
はがれたキューティクルの部分から毛髪内部の結合にダメージを与えてしまい、切断されてしまうケースがあります。
いわゆる「枝毛」や「切れ毛」「ツヤの低下」「ごわつき」「パサつき」などのダメージの原因になります。
②紫外線(日光)によるダメージ
髪の毛も頭皮も、無防備なまま紫外線を浴びると、火傷状態になります。紫外線を浴び続けることで日焼けしてダメージを受けてしまいます。
髪の毛は、紫外線によってキューティクルが壊され、もろく傷つきやすくなったり、色素が抜け髪が少しずつ明るくなります。さらには水分が奪われ乾燥が進行してし、髪の毛がパサついてしまうのです。
③ドライヤーやヘアアイロンの熱によるダメージ
髪の毛に長時間高温のドライヤーをかけると、熱と摩擦の両方が刺激となってしまいます。
高温を発生させるドライヤーやヘアアイロンを毎日使うことで、日々髪内部の水分や油分が奪われます。
髪の毛は高温の熱を与えることでタンパク変性を起こします。キューティクルやコルテックスが固まってしまい、傷みの原因になります。
④摩擦によるダメージ
水分を含んだ髪の毛は特にダメージに弱く、強く擦ったり雑なブラッシングによってキューティクルがはがれてしまいます。
また、濡れたままの髪の毛は雑菌が発生しやすくなりニオイの原因となります。
セルフケアで絶対に気をつけたいポイント
日々の習慣で髪の毛へのダメージはかなり軽減されます。ダメージケアをするにあたって、以下のポイントを意識してみてください。
- シャンプーの時はしっかりと泡立てて優しく洗う
- 髪の毛を濡れたまま放置しない
- タオルダライは優しく丁寧に
- ドライヤーの前に髪の毛を保湿
- ヘアアイロンは150°以下の設定で
- 帽子や日傘で紫外線をブロック
お風呂でできるケア
Step1『髪を濡らす前にブラッシング』
髪を濡らす前にしっかりとブラッシングをすることで、髪の表面についた汚れやスタイリング剤、頭皮の皮脂などを浮かせる効果があります。シャンプーの泡立ちもアップして、洗った時に汚れが落ちやすくなります。
また、ブラッシングすることで、日中の乾燥や汚れで開いてしまったキューティクルを、正しい方向に整えることができます。これにより、シャンプー時の摩擦やダメージが軽減されます。
毛先から順番にゆっくりと丁寧にブラッシングするのがオススメです。
Step2『予洗いはしっかり2分』
髪の毛をさっと濡らしただけでシャンプーをつけていませんか?シャンプー前に水でしっかりと予洗いすることで髪の汚れの7.8割を落とすことができます。
頭皮をしっかりと揉み込みながら洗うことで、頭皮の血行が促進されフェイスラインにも効果があります。
また、お湯が高温だと頭皮の油分を洗い流しすぎてしまい、乾燥の元となったりヘアカラーの退色を早めてしまいます。40度以下のぬるめのお湯で洗うようにしましょう。
Step3『泡で髪を洗う』
シャンプーをしっかりと泡立てて、泡で洗うということを意識しましょう。シャンプーは頭の上で泡立てず、手のひらで泡立てた後に頭皮の汚れを浮かすように洗っていきます。
毛先の方は泡を馴染ませるように洗い、強く擦らないように意識します。
傷んでいる髪に洗浄力の強いシャンプーはNGです。汚れだけでなくカラーやトリートメントが落ちる原因にもなります。
また、アミノ酸が含まれたシャンプーは弱くなった髪に働きかけ、ハリやコシを与えてくれるのでオススメです。
Step4『すすぎ残しには要注意』
頭皮トラブルで1番多いとされる原因は、シャンプーのすすぎ残しと言われています。すすぎが不十分で毛穴の中にシャンプーが残ってしまうと、毛根を傷付け抜け毛や薄毛の原因となるほか、毛穴につまったシャンプー剤が老廃物となり雑菌の繁殖にも繋がります。
すすぎの時間の目安は、洗う時間の約3倍が理想とされています。すすぎ残しがないように時間をかけて丁寧にぬるま湯で洗い流します。とくに、耳の裏・顔周り・生え際・後頭部はすすぎが不十分になりがちのため要注意です。
Step5『ひと工夫でトリートメント浸透率UP』
トリートメントで髪の中に潤いを与えることも有効なダメージケアです。トリートメントには油分が多く含まれているため、濡れたままの髪とは相性が悪いです。シャンプーの後一度タオルドライをするかしっかりと水気を切ることがポイントです。
トリートメントを毛先中心に塗布した後に、目の粗いスケルトンブラシなどで軽くとかすことで浸透しやすくなります。さらに毛束を握るように揉み込むとキューティクルの隙間から浸透します。
髪を軽くまとめてヘアキャップをかぶったり、お湯で絞ったタオルで包みます。温めることで浸透率がUPします。
数分ほど、長くても10分ほどでいいので時間を置き、それからよくすすぎます。
シャンプー同様にトリートメントもしっかりすすぐのが大切です。
お風呂から出た後のケア
Step1『自然乾燥は厳禁!』
お風呂から出た後、面倒臭いからといって濡れたままの髪を放置していませんか?髪は濡れたままの状態が一番ダメージを受けやすく、雑菌が繁殖しやすいという危険な状態です。
しっかりとタオルダライをしてからドライヤーで髪を乾かしましょう。タオルドライの際には決して強く擦らず、タオルで髪を挟み込むようにして優しく水分を拭き取ります。
タオルドライが不十分だとドライヤーに時間がかかり、長い時間髪が高温にさらされることになります。
Step2『ドライヤーの前に保湿を忘れずに』
ドライヤーの前にはヘアオイルより、ヘアミルクで保湿することがオススメです。ヘアミルクは水分が主原料なため保湿効果が高く、乾燥による切れ毛や枝毛には内側から保湿を促してくれます。
ドライヤーの熱から髪を守ってくれます。
Step3『ドライヤーはヘアケアの要』
ドライヤーは風量が強いもので温度調節の可能なものを選びましょう。髪を乾かす時間の短縮になり熱によるダメージを抑えることができます。
ドライヤーを常に動かし、一箇所に長時間熱を当てないよう心掛けましょう。均等に乾燥させるために、髪の毛全体に熱を当てるようにします。根本から乾かしていきましょう。
一通り乾いたら、冷風に切り替え熱で開いたキューティクルを引き締めます。これをすることにより髪に艶が生まれます。
Step4『仕上げにヘアオイル』
少量のヘアオイルを毛先につけることにより、艶が出て美しい仕上がりになります。また、乾燥や睡眠中に枕などで起こる摩擦によるダメージを軽減してくれます。
番外編
寝具やヘアゴムなど髪の毛に触れ、摩擦が起こりやすい物をシルクの素材に変えると髪へのダメージを防ぐことができます。また、通気性も良いため寝苦しくなる心配はありません。
静電気も防いでくれるため、寝癖防止にもつながります。
シルクの枕カバーをはじめ、シーツやナイトキャップ、シュシュなどの様々な商品が展開されています。
紫外線対策として、髪の毛にも使用可能な日焼け止めスプレーがあることを知っていますか?
肌と同じように、日焼け止めスプレーを塗ることで髪の毛が火傷することを防ぎます。
髪に吹きかけるだけで手軽に紫外線対策ができます。髪全体に吹きかけた後で、コームで軽く髪全体をとかすと塗りムラになりにくく、より均一につけることができます。
まとめ
自宅でできるヘアケアの基本を詳しくまとめてみました!髪にダメージを受けてしまっても、日々の積み重ねで美しい髪を取り戻すことができます。
ぜひ試してみてください!